金栗四三翁住家・資料館付近の桜

和水町から玉東町へ車を走らせていると、左手に大きく「いだてん」と書かれた文字が目に留まり、引き返して久しぶりに金栗四三翁住家・資料館を訪れた。NHKの大河ドラマ「いだてん」放映から3年がたち、資料館の担当者の話では訪れる人は少なくなったそうだが、住家・資料館の展示や山部田池、金栗瀬戸口公園の遊歩道、案内板などは当時に比べてずいぶん整備されていた。「いだてん」の文字の内側にはツツジが植栽されており、しばらくすると赤い文字で彩られるだろう。なお、住家・資料館の開館は午前9時から午後4時まで。入場無料。毎週水曜日が休館日(祝日の場合は翌木曜日)。

東京五輪聖火、金栗四三生家へ

東京五輪の聖火が2021年5月5~6日の2日間、熊本県内を巡り、玉名市6人、和水町7人の聖火ランナーがトーチをつなぎました。和水町のコースは、「日本マラソンの父」金栗四三が明治30年から4年間通学した吉地尋常小学校跡地からスタートし、金栗四三生家前までの1.15km。生家近くでは小森田香さん(玉高51回)から一森聖史さん(大学生)へ「体力・気力・努力」の掛け声とともにトーチリレーをしました。前回の東京五輪県内聖火リレー(1964年9月11~13日)では金栗四三さんも玉名市で手を振って迎えたと熊本日日新聞(新生面)に紹介されていました。

また、玉名高校附属中学校の北川亜廉さん(3年)も山鹿市のコースで聖火ランナーを務めました。北川さんは、NHKの大河ドラマ「いだてん」で見た金栗四三に憧れて陸上部に入部し、活動しています。当日は金栗四三が初めてオリンピックに参加したときと同じように足袋を履いて走りました。「足にフィットして走りやすかった」とNHKの聖火リレーデイリーハイライトでコメントしていました。

吉地尋常小学校跡地
スタート地点となった吉地尋常小学校跡地
トーチリレー
小森田香さん(高51回)から一森聖史さんへのリレー
金栗四三生家
聖火を待つ金栗四三生家
金栗四三生家
金栗四三生家
2021年5月7日 | カテゴリー : 金栗四三 | 投稿者 : tamakodosokai