関島秀樹デビュー45周年記念コンサート

関島秀樹(高25)さんのデビュー45周年記念コンサートが7月20日(土)、荒尾総合文化センター小ホールで開催されました。会場には25回卒の同級生を始め、多くの同窓生の姿が見られました。関島さんは玉高で人権コンサートを開催したり、同期会・同窓会で会を盛り上げていただき、本当にありがとうございます。また、近年は岱志高等学校校歌や長洲中学校校歌を作っていただいたりして、若者にも優しさを届けておられます。今後の益々のご活躍を祈念いたします。

「今年はデビュー45周年と70才を迎えます。ここまで元気で歌い続けてこられたのも、多くの皆さんの温かい応援と幸運に恵まれた賜物と、全てのものに感謝しております。いつも応援して喜んでいてくれた両親も姉ももう空の上ですが、これからも声と体力が続く限り、歌を作り歌い続けたいと思います。」(コンサートチラシより)

 

当日のプログラムは次の通りです。

1.山に向かいて 2.あじさい寺 3.16番線 4.百万本のバラ 5.琵琶湖周航の歌 6.沖島の月見草 7.三日月の恋~小松女院物語~ 8.京都 9.正調 五木の子守唄 10.生きたらよか 11.コンクリートの街で 12.セントラルパークにて 13.想い出の貝殻 14.家族 15.赤い大地 16.長洲中学校校歌 17.岱志高等学校校歌 18.玉高を忘れない 19.風走れ 20.故郷の詩 21.ARAO (アンコール)1.二人のストーリー ~奇跡の物語~ 2.生きてゆく

関島秀樹さんのFacebookより

 

松山哲夫(高26)・多美子二人展

松山哲夫(高26)・多美子二人展が2024年7月17日から21日まで熊本県伝統工芸館で開催されました。お二人は玉名市在住で初めての二人展です。哲夫さんは熊日フォトサークル会員で高瀬裏川の花しょうぶや岱明の雨乞い踊り、引退間近のSL人吉、えびので撮影した田の神様(タノカンサア)など写真36点を出品。多美子さんはトールペイント講師を務められており、マザーグースのキャラクターなどをアクリル絵具で描いた木製壁掛けなどを出品されました。

同窓会より各種生徒支援事業実施

7月19日(金)の終業式終了後、同窓会より生徒への各種支援事業が行われました。

まず、高校3年生に対して受験用鉛筆が授与されました。大学共通テストまではまだ時間がありますが、推薦入試等を早めに受験する生徒がいるため、毎年この時期に渡しています。

生徒代表に鉛筆セットを手渡す岡田信之同窓会会長

マークシート用無地鉛筆セット

次に部活動奨励費が授与されました。受け取ったのは次の部活動です。陸上部、バレーボール部、バスケットボール部、ソフトテニス部、テニス部、水泳部、サッカー部、柔道部、弓道部、ハンドボール部、バドミントン部、野球部、卓球部、登山部、ラグビー同好会、演劇部、音楽部、家庭部、器楽部、茶道部、書道部、美術部、百人一首部、ギター部、動画漫画部、箏曲部、放送部、写真部、英語部、科学部、華道部、文学同好会、附属中学校、定時制

部活動奨励費授与式

最後に、海外留学研修支援金が該当の生徒たちに授与されました。コロナ禍を経て、5年ぶりに実施されます。研修先はバンクーバー(カナダ)で8月19日から28日まで、中学生6名、高校生15名、計21名がホームステイを経験します。

お礼の言葉を述べる生徒代表

2024年7月19日

寄贈本の紹介『極北の革命兵士』


松井浩章(高25回)

大逆事件で犠牲になった熊本県玉名市出身の松尾卯一太を調べているなかで、連合赤軍事件の当事者で、卯一太の子孫である雪野建作さんに出会った。取材を進めるうちに、卯一太の「謀叛の血」が雪野建作さんに脈々と流れていると感じた。そして二人の血の流れと同じように、明治の大逆事件と昭和の連合赤軍事件は、日本の左翼史をたどるように一本につながっていた。
大逆事件では時の政府による大量処刑に人々は恐れおののき沈黙し、日本軍は戦争へと突き進んだ。連合赤軍事件では、リンチ大量殺人が世の中を震撼させ、理解できないおぞましい出来事に恐れをなした若者は政治や社会問題と距離を置くようになった。そのことが、今の生きづらさや閉塞感につながっているように思える。連合赤軍事件は「負の歴史」であり、社会運動に与えた影響は大きい。しかし、日本をよくしたい、世界を平和にしたい、という若者たちの純粋な熱い思いが出発点だった。
今回の出版を通して「負の歴史」に耳目を塞いではいけないことを痛感した。大逆事件や連合赤軍事件は決して他人事ではなかった。誰でも事件の当事者に成りうる。そうならないためにも、「負の歴史」にこそ学ぶことは多い。(あとがきより)


著作:『トマトへのはるかな旅』(熊日出版)、『「凡人崇拝」の非凡人 戸川秋骨物語』(熊日出版)

編集・制作:『高瀬しぼり木綿に懸ける』(下川富士子・高瀬しぼり木綿研究会著、秋骨書林)

2024年5月12日

寄贈本の紹介『漱石の名作に恋して』


江上信行(定時制昭和42年卒) 訳 ピーター・フラハティ

私の感受性が豊かだった頃の、その時代の風景を残したいがためにもこの本を造った。若い時の生き方は各人各様だが、理想の夢と正義感を持ちながら精一杯努力し、人生の次の一歩を目指すのは変わらないだろう。この風景の模様もその一つである。
英語版は多くの人に読んでもらうために考えた。ピーター・フラハティさんに翻訳をお願いした。快く引き受けて頂き感謝の気持ちでいっぱいだ。故郷はアイルランド、25歳の時に来日したそうだ。互いに夏目漱石ファンだ。特に「草枕」のことでは意気投合している。ピーターさんは「主人公の画工が登場人物たちと交わす会話や個々のシーンの一つひとつが、絵画のように思えた」という。舞台となっている天水町小天が美しいのにも由るのだろう。それ故に結実された小説だ。近代化に浮かれて伝統や歴史を忘れるなという『草枕』のモチーフが実感できるという。人々は田舎で精いっぱい生きているともいう。『草枕』がアイルランドへの郷愁を呼び起こしているようにも思える。故郷と自然を愛するピーターさんの言葉を深く受け止めて大切にしたい。(あとがきより)


著作:『青春昭和映画館』、『背番号3』、『漱石に秋骨』等 熊日出版

2024年5月12日

寄贈本の紹介『漱石と学ぶ 日本のまことのこころ』

  

松永哲雄(高19回)    

 私が人生について考え始めたのは母校・玉名高校二年生の時に『草枕』の冒頭部分との出会いがあったからです。
初秋のある放課後、校舎第二棟三階のクラスのベランダから一人でボーッとして眼下(がんか)の中庭を眺めていました。私は二年生の「中だるみ」の状態でした。その時、いつの間にか生き方について考えていました。そして第一棟一階の職員室の奥にあった厳粛で立派な思い出の図書館に行くことを思いつきました。なにかを探そうと思ったのです。その図書館で目の前の本棚にあった『草枕』をたまたま手に取って読み始めました。冒頭部分に次のようにありました。「山路(やまみち)を登りながら、かう考へた。知に働けば角(かど)が立つ。情に棹(さお)させば流される。意地(いぢ)を通せば窮屈だ。兎角(とかく)に人の世は住みにくい。」この時、私は強い衝撃を受けたのです。
「なんだぁーこの作家は。人生がわかっているぞ!」
これが私の発した第一声でした。この衝撃が私の人生の方向を決定しました。漱石の人生と作品をたどることで生き方を学ぼうと決意したのです。
私は数年前に『いかに生きるか』(私家本・1750円)を発刊しました。好評でしたので、今回『漱石と学ぶ 日本のまことのこころ』(弦書房・定価1500円)を発刊しました。この新書では漱石と学ぶことで「自律した正当な個人になるための人間形成をどのように推しすすめたらよいか。さらにどのような考えを支柱として生きたらよいか。」について記しました。この新著の中には母校・玉名高校の授業で玉高生が取り組んだ『こころ』についてのすばらしい実践も記しています。新著は熊本市内の長崎書店や金龍堂等、アマゾンや楽天ブックス等、私自身も数十冊を所持しています。玉名高校の先輩・同輩・後輩・教育関係の方がた・在校生にぜひ読んで役立てていただければとても幸いです。

※松永哲雄さんは、平成13年度から平成20年度まで玉名高校の国語科教諭として勤務されました。

玉名いだてんマラソンを沿道で応援

第2回玉名いだてんマラソンが2月25日(日)、玉名市横島町を中心に開催されました。同窓会の役員有志は今年もフルマラソンの28キロ地点近くで声援を送りました。今年は「玉名高校同窓会」ののぼりを何本も立てていたため、「私も同窓生です」とランナーから声を掛けてもらったり、手あげて応えてくれるランナーも多かったようです。また、「鉄腕アトム」の音楽を小型スピーカーで流しながら応援、「元気が出ました!」と駆け寄って言っていただき、こちらもより一層力をこめて声援を送ることができました。

2024年2月25日

ホームページのメニューを更新

ホームページのメニュー等を一部修正しました。

1.応援合戦の動画一覧をメインメニューに移しました。

2.H7(1995)の応援合戦動画が表示されていなかったのを修正しました。

3.応援合戦の動画一覧表を作成し、公開している動画、未確認や未公開などの区別をしました。こちらからどうぞ

初日の出(桃田運動公園)

桃田運動公園(玉名市)には、中学・高校生を中心に100人近くが初日の出を見ようと集まっていました。7時26分、太陽が顔をのぞかせるとそれまでざわついていた天望館が一瞬静寂に包まれました。穏やかな年明けになりました。