半高山・吉次峠古戦場は、明治10(1877)年に起きた国内最後の内戦「西南戦争」において、西郷軍(薩軍)が守備し、明治10年3月3日から4月1日まで明治政府軍との間で壮絶な戦いが繰り広げられたところです。吉次峠は、熊本と玉名高瀬を結ぶ吉次往還の峠道で、険しい地形は天然の要害として政府軍の行く手はばみ、「地獄峠」として恐れられました。平成20~24年度に行った発掘調査では、大量の小銃弾丸や砲弾の破片が発見されており、当時の戦いの激しさを物語っています。(平成30年3月玉東町教育委員会設置の案内板より) ※国指定史跡 西南戦争遺跡、半高山(はんこうやま)標高294メートル、吉次峠(きちじとうげ)
近くには、薩軍一番大隊長篠原国幹(くにもと)戦没の地や激戦地田原坂があります。2022年3月27、28日撮影。