德田翠雨遺墨展

2022年に72歳で亡くなられた德田翠雨(利賢)先生(高21)の遺墨展が熊本県立美術館分館で2024年7月30日から8月4日まで開催されました。先生の指導を受けてこられた「滴翠会」会員らでつくる実行委員会の主催。德田先生は1950年、玉名市天水町で生まれ、玉名高校、熊本大学を卒業後、教員生活をスタートされ、松橋高校、小国高校、多良木高校水上分校、菊池農業高校、菊池高校、熊本北高校を経て、定年までの6年間を母校玉名高校で指導に当たられました。定年を迎えた2010年には玉名高校書道部が第3回書道パフォーマンス甲子園(愛媛県四国中央市)に出場、日本テレビ系ドキュメンタリー番組でも放送され、パフォーマンスを通して德田先生への感謝の言葉が伝えられました。2022年、病にて逝去。遺墨展には漢字かな交じりの書・漢字作品、生前揮毫した各高校での作品の写真など70作品余りが展示され、自宅アトリエも再現されています。

玉名高校本館玄関で、今も德田先生揮毫の「ようこそ玉名高校へ」が来校者を温かく迎えてくれています。

同窓会広報委員会でも2016年に德田先生にインタビューし、「玉高同窓会々報第46号」に「名物先生」として記事を掲載し、先生の人となりを紹介しました。