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 平成23年 新年度の挨拶
 
 
 東日本大震災に想う
 かって毎日新聞社の記者であられた松村由利子さんの短歌に
ああも言おうこうも言おうとシミュレーション重ねて部下をひとこと叱る
という作品があります。
 世はまさに卒業、入学、退職、入社と新旧交替の季節でもあります。
 私も玉高同窓会を代表して、母校の卒業式、入学式、教職員の先生方の送別会、歓迎会へ出席しました。
 例年であれば、春の息吹きを満喫しているところですが、今年は三月十一日の東日本大震災で全てが狂ってしまいました。御負けに原子力発電所の放射線汚染という二次災害も重なり、我が国は存亡の危機にあるといえましょう。
 今年は附属中学校の第一回目の入学式の祝辞があるために、早や目に用意したのでありますが、これも、震災のために書き改めることとなりました。その時の主旨は以下の通りであります。
 昭和十八年、海軍兵学校校長井上成美は、戦争の真っ只中にあるにもかかわらず、それまで廃止されていた英語教育を復活させ、軍事教育から数学、物理などの一般教育に重点をおいた教育指導を行いました。彼の真意は優秀な兵学校生徒を敗戦後の日本再生への礎にしようとの配慮からの発想でありました。その時、井上校長の薫陶を受けられました生徒のお一人に玉高第十三代校長高橋淑房先生がおられます。
 此の度、入学されました高校生、中学生の諸君は公立学校という恩典で、国から県を通じて莫大なお金で補助されております。存亡の危機にある時、諸君の果たす役割は、一にも二にも勉強をすることであり、日本再生の原動力になってもらいたいものです。その日のために臥薪嘗胆を旗印に、これからの三ないし六年間を勉強や体力作りに勤しんでほしいいものです。
 以上のことを生徒諸君への祝辞としましたが、ご批判はおありと思いますが、激励の意味を込めたつもりでありますので、過激な部分はご容赦下されば幸勘に存じます。
 此の度、東日本大震災で被害にあわれました同窓生諸氏には哀心よりお見舞い申し上げますとともに逸早い復活を祈念致します。
 
 
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