MENU
   

若駒寮便り
三年六組クラス会 桜咲く若駒、そして人生花のとき
 

若駒寮にてクラス会(多目的ホール)
 卒業後初めて、野のスミレ咲くグラウンドを踏みしめた私たちは、四十八歳になっていた。三月の終わり、桜は五分咲きといったところだったが、純和風の味わいある古木を巡らせた造りの若駒寮との再会に圧倒。あの古ぼけた建物が、こんなにお酒落になって。どんなに風貌が変わってもすぐに話が弾み出す。
 クラス会の宴終わり近くなり、夕闇迫るころ、もうそのときは男女十五人ほどが残るばかりとなっていたが、若駒寮を出て、校舎の様変わりよう、あるいは変わらぬ前庭の景観を見渡しっつ歩いた。ほろ酔いあり、思い出話ありの、そぞろ歩き。プールサイドの趣きは、やや変わったものの、夏休み明けの容赦ない水泳大会、ここで泳いだな。部室前の道を通れば、変わらぬ青春の匂い。写った写真を今見れば、卒業して三十年の記念クラス会の場所としては、担任の宮田信男先生亡きあと初で、まるでみなし児のような気分ではあったが、この若駒寮よりふさわしいところは、他になかったのである。
佐藤 祐子(高30)
 
ページトップへ 戻 る
  
個人情報会則お問い合わせ
Copyright (C) 2008 玉名高校同窓会. All Rights Reserved.